2025年9月の紹介
In a Cottage in Fife
2025年9月の紹介
In a Cottage in Fife
In a cottage in Fife Lived a man and his wife, Who, believe me, were comical folk; For, to people's surprise, They both saw with their eyes, And their tongues moved whenever they spoke! When quite fast asleep, I'm been told that to keep Their eyes open they could not contrive; They walked on their feet, And 'twas thought what they eat Helped, with drinking, to keep them alive! |
ファイフの小屋に 男とかみさんがすんでいた ほんとの話こっけいなやつらで おどろくなかれ 目でものを見る しゃべるたびに口がうごく! ねむってしまえば こんりんざい 目をあけておれんのだと 2本の足であるき 食ったりのんだりして やっと生きてるらしいんだ! |
みなさん、この詩を読んでどんなふうに感じられましたか?
「なんだかちょっと変だな」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「目で見ている」とか「しゃべると口が動く」とか…普段なら“当たり前”すぎて、わざわざ口にすることのないことばかり。でも、詩だからきっと読み進む先に何かあると思って読み続け、結局そのまま終わってしまい、最後になって「いや、それ当たり前じゃない!」とツッコミを入れたくなる…そんな気持ちになった方も多いのではないでしょうか。
もしかすると作者は、地球の“当たり前”が当たり前ではない宇宙人だったのかもしれませんね。
そんなふうに想像すると、なんだかクスッと笑えてきます。
ちなみに「ファイフ」とはスコットランドの地名。
誰がいつ作ったのかははっきりしていませんが、少なくとも19世紀には子どもたちの間で歌われていたようです。
しかし、これだけ”当たり前”のことを「変なこと」のように話しているということは何か風刺があるのかもしれません。
皆さんはこの詩を読んでどう思いましたか?