MOTHER
GOOSE今月のマザーグース

2016年4月の紹介

Humpty Dumpty

ハンプティ・ダンプティ

Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall;
All the King's horses and all the King's men
Couldn't put Humpty Dumpty together again.
ハンプティ・ダンプティ へいの上に すわっていた,
ハンプティ・ダンプティ もろにおっこちた。
王さまのウマと王さまのけらいが ちからをあわせても
ハンプティ・ダンプティ 一巻のおわりさ。

あそびかた
むかし,イギリスの子どもたちは長いスカートをはいていました。みじかいスカートやズボンをはいている場合は,ふろしきやスカーフを腰にまきましょう。お友だちと輪になってすわり,一度うしろへのけぞって,ゴロゴロしておきあがりましょう。スカートやふろしきから足が出てしまったら負けです。
(ラボ教育センター刊『親子で楽しむマザーグース~キッズ編』より)

マザーグースとは,英語圏の子どもたちの間で古くから伝承されてきたわらべうたのことです。イギリスではナーサリー・ライム(Nursery Rhymes)と呼ばれています。親から子どもへ,子どもからお友だちへ,また子どもからその子どもへと,時代や伝える人によって少しずつ変化しながら,うたいつがれてきた「古くて新しいうた」です。マザーグースは,うただけでなく早口ことば,なぞなぞ,昔ながらのイギリスの風俗・習慣を伝えるもの,人を皮肉ったもの,ナンセンスなど様ざまな種類があります。どれも韻をふんだり,くり返したりと英語の「音」や「リズム」が心地よく,思わず口にだして唱えたくなるものばかりです。